《新野菜》アイスプラントを育ててみよう

（前回からの続きです）

…と、いうわけで
ソルトリーフの苗が届きました。

前回も書きましたが「アイスプラント」というのが
正式名称らしいですね。

私は、塩味の葉ということとセットで最初にソルトリーフという名前で
覚えちゃったのですが、
ま、ここからは正式名称の「アイスプラント」でいきますか。

購入した苗も、実は「アイスプラントの苗」という名前で
売られていたものですし。


ちなみに『ウィキペディア（Wikipedia）』によると

「ソルトリーフ」は国立ファームが使ってる商標、
「バラフ」や「クリスタルリーフ」は佐賀県が使ってる商標、
「プッチーナ」はアグリ社が使ってる商標、
「ソルティーナ」は静岡県が使ってる商標、
…だそうです。

ちなみに『ウィキペディア』には記載がありませんでしたが
「シーフィグ」という名称もあるようです。
ちょっとややこしいですね。

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せっかくなので、
このままもう少し「アイスプラントの基礎知識」を続けてみましょう。
（…といっても、ネット上から集めた情報をまとめただけですが）



そもそも、日本で栽培されるようになったいきさつが面白い。

アイスプラントは、ハマミズナ科メセンブリアンテマ属。
多肉植物なのですね。

もともと南アフリカ原産で
乾燥に耐えるとともに、耐塩性が高い塩生植物。
なんと、海水と同程度の塩化ナトリウム水溶液中でも
水耕栽培が可能なのだそうです。

土壌の塩分を吸い取る能力があるため、
佐賀大学農学部が塩害対策に役立てようと植えていた、
日本国内での栽培のきっかけなのだとか。

しかし、どんな環境でも生育でき、害虫に強く無農薬栽培も簡単、
そのうえ生で食べても塩味がする、というユニークさから
ＪＡ佐賀が目をつけて、栽培を始めたというのです。

茎や葉にある透明な粒々の部分は「ブラッター細胞」というもので、
ここに吸収した塩分などを蓄積する（というか隔離する）ようです。

つまり、これが塩味のもとなんですね。

育てるときも、塩味をつけるために
1リットルの水に5gの塩を溶かした塩水を与えるんだそうです。

面白いなあ。



…で、栄養価。

いちばん多く語られているのは「カリウム」ですね。
アイスプラントに多く含まれるというカリウムの効能としては

・塩分の排出を促す（だからアイスプラントは塩味なのに、
　塩分の過剰摂取による高血圧などにもいい）
・多くの酵素を活性化させる働きがあり、
　神経の伝達、筋肉の収縮を補助する
・腸内の筋肉を促進させる作用があり、便秘を改善したり、
　腎臓の老廃物排泄を促したり、むくみをとる働きがある

…と、いいことづくめ。

（ただし、どの記述を見ても「…といわれている」 といった書かれ方なので、
ちょっとアヤシイところもありますけどね。(^_^;　）

さらに、

中性脂肪の増加を抑制する「ミオイノシトール」
血糖値を下げる「ピニトール」

…なんて聞き慣れない成分も含まれていて、
「ダイエット効果」とか「メタボ対策」といった
受けセンなキーワードにガンガンつながります。

さらにさらに、
カロチンやクエン酸を含む、と書かれている記事もありましたね。

つまり、
育てやすくて、美味しくて、健康にいい。

…って、ここまで並ぶと
かえって「本当なのか？」と疑いたくなってしまいますけど…(^_^;)

ま、そもそもネット上の情報なので話半分に聞いておきましょうかね。


で、前置きはさておき　（←　オイッ!!）
届いた苗を植えました。

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5月16日（土）



…植えました。

最初に調べた時に
「アイスプラントの栽培はコツがいるんですよね」などと
書かれた記事を見つけて
「難しいのかなぁ…」と思っていたのですが、

一方で
「どんな環境でも生育でき、害虫に強く無農薬栽培も簡単」
という記事も見つけてしまったので
急に緊張感がなくなってしまいました。


5月23日（土）

水をあげるたびに、葉が土で汚れてしまうので
藁でマルチングしてみました。
そういえば、最初にアイスプラントをみた千葉の農園でも
マルチングしてあったような…。

てゆーか、あまり水をあげすぎないほうがいいんだった…。

5月30日（土）

…で本日。葉っぱはずいぶん大きくなってきました。
摘芯したほうがいいという記述をどこかで見かけたのだけど
どのタイミングで、どのへんを摘むんだろうなあ…？

…と、ビジュアル的には面白みのない観察日記ですが
これも、しばらく続けます。

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『アイスプラント栽培』関連の記事を一覧にまとめてみました。
＞＞　ベランダでアイスプラント栽培〈記事一覧〉

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タグ：新野菜 ベランダ栽培 アイスプラント

コメント 11

１週間ごとに大きくなってますもんねー
先が楽しみです。
効能が、早く検証されたらいいですよね。
by ぱふ (2009-05-31 00:13) 

塩水で育てる…枯れないのですね。すごいな。
by ゴーパ1号 (2009-05-31 01:29) 

＞ぱふさん
この分なら、食べられるようになるのもすぐなのかも…
と期待しちゃってます。^_^;

＞ゴーパ1号さん
植物としてもなかなか研究しがいのあるヤツみたいですね。
作物としても、普及し始めているようですが。


by ちゃっぴー (2009-05-31 12:42) 

塩化カリウムもしょっぱいので、そっちの味かもなー。
アイスプラントじゃなくソルトプラントが素直な名前じゃないのかなー、っと。
by 春分 (2009-05-31 19:37) 

何もつけないで食べられるのなら、ちょっとお得な気分になれますね
by kaki (2009-05-31 22:12) 

おお！ちゃっぴーさんも育ててらしたんですね。
私も育て中です。大きくなる速度にはビックリ
ですよね。
by ぽち (2009-06-01 20:11) 

ワクワクしますね。こんな素敵な野菜は見逃せませんよ。
どんどん成長しているのでしょうか？
私も育ててみたいですね。ちょっと目が放せません(^^♪
by ミモザ (2009-06-02 19:32) 

アイスプラントだ～！
実はウチでも水耕栽培中なのです。
種から育ててるんだけど、やたら小さいケシ粒のような種なんだよね。
まず、この苗の大きさにするのが大変だよ、ウチのは＾＾；
（発芽の段階から塩水で育てているせいかツブツブだけはいっぱいです）
by 笙野みかげ (2009-06-03 22:41) 

害虫には強くても、ナメクジにたかられるとあっという間です(^^;
ちゃっぴーさんより早めに植え付けたのでもうちょっと育ってるのですが
最初はただ葉っぱが大きくなってるだけだったのですが
そのうち勝手に分岐？して葉も見本写真のような細かいものになってきました。
摘心・・した方がいいんでしょうか？
薄い塩水をあげるといいと読んだのですが、雨続きでタイミングを逃してます(^^;
by トウコ (2009-06-06 16:57) 

こんにちは。先日アイスプラントについては、ESSEという雑誌の記事で読んだばかりでした。JA佐賀で育てているのなら、私も九州なので、ゲットできるかもしれません。ご紹介、どうもありがとうございます。

目下の悩みは、プランターに植えているワイルドベリー。がんがん成長し、プランターを抜け出し、隣りのプランターにまで根を張りそうです（＾＾；）。
by sweet_grass2006 (2009-06-08 11:27) 

＞春分さん
私も、「ソルトリーフ」で覚えちゃったので
そのほうが分かりやすいと思っていたのですが、
近くで見ていると氷がびっしりついているようにも見えるし、
まあ、アイスプラントも、ありですかね。

＞kakiさん
むしろドレッシングとかは選んで使わないと、合わなさそう気も…。
マヨネーズは合いそうかな。

＞ぽちさん
育てている方が思っていた以上に多そうですね。
「育て方」情報が少ないようなので、ぜひ
情報交換させていただきたいです。

＞ミモザさん
成長速度が予想以上に早く、それもまた楽しいポイントですね。
私自身、けっこうワクワクしながら育てています。

＞笙野みかげさん
おおっと！　水耕栽培！
また私の「やってみたい」病を刺激するような言葉ですねえ。
このテの新野菜には水耕栽培のほうが似合う気もしますし…（ｗ

＞トウコさん
イメージしていた以上に、育てている方が多いようなので
ちょっと安心しました。「育て方」情報が少ないので不安だったのです。
ぜひ情報交換させていただきたいです。
私は、よく分からないまま、半分だけ摘芯してみましたが…(^_^;)

＞sweet_grass2006さん
ワイルドベリーも楽しそうですね。
がんがん成長する植物くらいのほうが、
本来なまけものの私にはちょうどいいのですが…(^_^;)
まあ、アイスプラントも、がんがん成長するようなので、楽しみです。

＞タンポポちゃんさん、cheeさん、水郷楽人さん、asahamaさん
ご訪問＆「nice!」ありがとうございます！


by ちゃっぴー (2009-06-14 22:55)