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ダメでした…。《その3:カメビオトープの復旧》 [カメとセキセイインコ]

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カメと金魚が共存していたFRP水槽。

上は昨年の画像なのですが、
昨年の秋、カメの“ジュリアーノ”が、ここから脱走し、
そのままベランダから転落するというとんでもない事件がありました。(-。-;)

その後、奇跡的に助かったジュリは
屋内の小さな水槽に移し、そのまま冬を越えたのですが…。




脱走事件の原因は、
「カメエリア」と「植物エリア」を隔てる柵の脆さでした。

この柵を突破されると、
植物エリアのプランターを足がかりに脱走してしまう
だろうということは想定していましたし、
そもそも、この『カメ・ビオトープ(もどき)』を作った時の
4年前の記事でも、『心配なのは柵』って書いていたのですが、
その後3年間、柵を突破されることもなかったので
油断があったのでしょう。

実際のところ、
この柵の土台部分はメラミンスポンジで作ってましたので
3年の間に、ジュリが柵を押し広げることが可能なくらいに
脆く劣化していたのです。

それも分かっていたはずなのに
ついつい対策を後回しにしたばかりに…
と、反省しきり。


と、いいながら、
このカメ水槽の改修についても、
忙しさにかまけて、結局どんどん後回しに…。


春までには改修を終えて
ジュリを屋外水槽に戻す予定だったのですが
夏まっさかりになっても
ジュリは室内の小さな水槽から出られませんでした… (-。-;)



7月16日(土)
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気づけば水槽は、こんな有様。

(まあ、毎年冬の間はジュリを室内に入れていたので
春先には、よくこんな状態になっていましたが)


久々に
持ち帰った仕事のない(←コレ重要)連休だったので、
やっと重い腰をあげました。


とはいえ、
ここまで何も手をつけてなかったワケではないのですよ。


「柵の土台をどうすればよいのか」問題という
大きな課題にはずいぶん前から取り組んでいたのです。

ジュリが引っかいても大丈夫なくらいの強度、
そして耐水性と耐久性、
で、加工しやすい、
…という条件を満たす素材として目をつけたのが
オーブン陶土です。

何年か前からオーブン陶土でシーサーを作ったり
してたので、実は、すぐに思いつきました。


で、しばらく前からオーブン陶土で
形を作って乾燥させて、という作業は進めていたのです。



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で、それをオーブンレンジで焼いて、
柵となる園芸用支柱を接続/固定。
隙間はシリコンで埋めました。


で、金魚を隔離して、水槽の水を抜いて、
中を掃除して(…要するにこれが一番たいへんなのです)
設置してみました。

…よし、いけそうだな。


とりあえず水を入れ直して
その日はここまで。


7月17日(日)
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よし、これでジュリを入れて強度を試してみよう。


…ん?

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よく見ると、左右の隙間が妙に広い。
慌てて、補強…。

ちょっとカッコワルイな、コレ。(。-_-。)

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ともあれ、
約10ヶ月ぶりにジュリを屋外水槽へ。


植物エリアの睡蓮やアサザの葉を食べようと
さっそく柵にとりついていましたが、
とりあえず大丈夫そう。

このまま今日から、また外飼いでいこうかな。



7月18日(月)
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お気に入りの石の上で「いつもの」ポーズ。

うん、大丈夫そうだ。



7月24日(日)
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1つだけだけど
アサザの花も咲いて、ちょっといい感じ。(^_^)



…なのだけど、

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FRP水槽の「カメ・エリア」は、
夏場はほとんど直射日光があたらないので
ときどき、こうして日光浴させるのですが、
やはりすぐに脱走を試みる。

一抹の不安…。



7月31日(日)
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 !! 

ふと見ると、ジュリが植物エリアで
アサザの葉っぱを食べてる!

見て分かるとおり、
こうやってプランターの上に乗っちゃうと
水槽のふちにすぐ手(前足)が届きそう。


たまたま日曜日で、
たまたま私がすぐに気づいたから良かったけど
また大事故につながるところでした…。(。-_-。)


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だけど、昨年ジュリが柵を抜けて植物エリアに入った時は
明らかに「ココから抜けたな」と分かる
「柵が広がったところ」があったのだけど
今回は、どこから抜けたのか分からない…。

と、なると柵もどこを補強すればいいのか
分からない…。

仕方がないので、
ここはいったん植物側を諦めよう。

アサザが植えてあった大きなプランターを
水槽から撤去。

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こうして小さなプランターだけなら
万一、柵を抜けて植物エリアに侵入してきたとしても
プランターを足がかりに水槽から脱出
というのはできないはず…。


…と思っていたのですが、
甘かった。




8月2日(火)

夜遅く帰宅して、
ベランダのFRP水槽を見に行くと
ジュリの姿が見えない…。

水の中にいるのに暗くて見えないのかと思って
懐中電灯を持ってきて水槽内を
くまなく探すが、やっぱりいない…。

昨年の事件が頭をよぎる。


家族総出でベランダを捜索。
奥さんは、また落下したことも想定して
マンションの1階まで様子を見に行った。


そもそも、どこから脱走したのか経路が分からない。
逃げたとすれば、どこから? と
また、水槽から出たら、どっちへ向かう?
とシミュレートしていたら、
水槽横の棚の下で、
甲羅にこもったジュリを発見!





ああ、無事で良かった…。





どうも柵とは関係ないとこから逃げたような気がします。

水槽の改修計画は、また一からやり直し。
水槽のまわりをぐるりと柵で囲まなくちゃダメかなあ。


giuli_0008_0718-1.jpg

…というワケで
ジュリはまた室内の小さな水槽に戻りました。


手足をダラーンと伸ばした、このジュリの脱力ポーズも
またしばらくの間見られません…。


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